どうも。
「右と言われると左に行きたくなる」伊地知です。
目次
2020年も終わりに近づいています
この1年人との関わりが減るご時世ながら逆に繋がりが強固となった気がしております。
この大変な状況下でも子供を預けて下さる、そして通わせて下さる保護者の皆様あっての自分だと強く強く考えさせてくれたコロナに逆に感謝している次第です。
今日はタイトルにもある通り競技レベルと意識レベルの関係性についてお話ししていきたいと思います。
競技レベルと意識レベルの関係性とは?
よくスポーツの現場に限らず色々な所で、
「意識が低い!」
このように思ったり、場合によっては声に出したりすることもあるのではないでしょうか?
まず「意識が低い」と指摘されて意識が上がることはないと思います。逆説的な考えかもしれませんが意識が低いのではなく行動の質が低いと言うことです。
意識というのはそもそも行動に付随してついてくる無意識的なものなので意識が低いというのは行動の質、いわゆる競技レベルや能力が低い事に他なりません。
まずは競技レベルについて考えていきましょう。
あなたの求める競技レベルとは?
あなた自身、指導している方に求めている競技レベルはどのような領域ですか?
初心者レベル<初級レベル(習い事)<中級者レベル(競技会レベル)<上級者レベル(上位競技会レベル)<専門レベル(プロもしくはそれ相当)というような形で競技レベルを分けてみましょう。
こちらの図を見てください。
競技レベルと意識レベルの関係図①
先ほどの競技レベルを区分けした形です。左下が意識レベルも競技レベルも低い部分です。目指したいところは右上のこちらですよね。
競技レベルと意識レベルの関係図②
☆の部分が競技レベルも意識レベルも高い位置ですが、ここに初心者から向かう過程の直線はどのような関係性があると思いますか?
競技レベルと意識レベルの関係図③
このようになります。
当然ですよね。
多少の違いや、意識レベルの上がるタイミングは個人差がありますがこのような関係性になることは大体の方が理解できると思います。
あなたの求める意識レベルは妥当か?
では皆さんが指導している方に求めている意識レベルはこの通りでしょうか?
もちろん、少し上の意識を求めて引き上げていく事は必要な事ですがこのようになっていませんか??
競技会レベルを目指すとなった途端にトップレベルの意識を求めていませんか??
子供の意識が低い!と悩んでいませんか??
当然競技者としての心構えや振る舞いという最低限の教育はあると思いますが、練習に対しての意識レベルを急にトップレベルの領域で求めていては上手くいきません。
当然ながら競技力もない、試合や遠征経験もない、上のレベルを知らない、などなど色々な原因があります。高い意識レベルにいくためには多くの経験値が必要であって、そうしてはじめて高い意識レベルになるのだとは分かっていてもいざ現場ではコーチの意識レベルと同調してもらわなければいけないかのような高い意識レベルを求めてしまう状況があったりします。
もちろん高い意識レベルを求める事を否定はしていません、とても必要な事です。
ただその求める意識レベルは競技レベルに適していますか?
能力や経験値からかけ離れていませんか?という事です。
ここをおさえていないコーチングでは冷静な指示や判断、的確な指導はできないと思います。
意識レベル向上の中にある大きな壁
ただ意識レベルが上がる過程で大きな壁としてあるのは、初級レベル(習い事)から中級レベル(競技)へ移行する際です。もちろん練習環境は大きく変わります。
ここで重要な事はその選手に「競技としてそのスポーツを意識させる事」が重要です。
「そんなのできたら苦労しない」と言われそうですが、これにもコツがあります。
それは PDCAサイクルでそのスポーツに取り組む習慣をつける です。
何が言いたいかというと、習い事のように受け身の姿勢から主体的にそのスポーツを捉えていくようにする事です。
その1日をどう捉えて練習しているのかが鍵
例えばの1日があったとして、その練習は
・コーチから100%の指示、伝達で行われる習い事の練習なのか
・コーチから練習スケジュールを提示された状況で、選手自身が練習計画を立てている練習なのか
です。
これが競技としてそのスポーツを捉えるためにまず必要な事です。
これが出来るようになれば自ずと競技レベルは上がり意識レベルも上がっていく波に乗ります。私もまだまだ勉強不足です。
ぜひ一度自身のコーチングを見つめ直して、未来ある子供達に還元していきましょう!!
ところで、あなたの夢は何ですか?
私は体操選手になるのが夢でした。
私は小学1年生で夢を叶えました、そして26歳までずっと夢が叶っており夢中でした。
そして今は体操の先生になるのが夢です。今もなお叶い続けており夢中です。
ぜひ一つの夢を叶え続けて夢中になってほしいと思います。
努力をする人間は
夢中になっている人間には遠く及ばない
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