ルーティーンの大切さ



皆さんルーティーンの大切さはご存知ですよね。

そもそもルーティーンとは「決まった手順」「お決まりの所作」「日課」などの意味の英語です。

たとえば「ルーティンワーク」は、業務上、毎回決まって行う作業を指します。

コンピュータプログラムでは特定の決まった処理を実行するための一連の命令群をルーチンと呼びます。
野球では先発の打順を「先発ルーティン」などと言う。

最近では、スポーツの試合のここぞという場面で、集中力を高めたりゲンを担いだりする意味合いで行われる選手独自の儀式的な所作を、ルーティンを呼ぶことも多いです。

ここに色々な選手の有名なルーティーンがあります。

イチロー選手のバッティングルーティーン、ラグビーの五郎丸選手のキックのルーティーン、内村航平選手の各種目のルーティーンなどすぐイメージできますよね。

でも考え方を変えましょう。

これらの選手が行っているルーティーンと一般に善しと思って取り組んでいるルーティーンには違いがあります。

ルーティーンとはわざわざ決まった行動を作ることではないということをお気づきでしょうか。

人、機械、環境など、どのルーティーンにおいても自らそのルーティーンを作っている訳ではありません。

長い時間をかけ行動、習慣化してきたその行動を分析し、自ずと決まった流れが出来ている事に繋がっているだけであって、本人やその生活習慣はそのルーティーンを意識して行っている訳ではなくそのルーティーンからの微妙なズレを普段から敏感に感じ対応しているだけです。

決して無の状態からルーティンを作っているのではなくルーティーンのズレを修正しているに過ぎません。
ルーティーンが完璧な状態を10とした時に色んな状況、環境から10ではなくなるでしょう。

それを出来る限り10に近づける行動をしています。

皆さんの行っているルーティーンというのは0から10にしようとするルーティーンをしていませんか??

それはルーティーンを作るうえで逆の行動をしていることに気付いていますか?

ルーティンを作ろうとしている方は無心で行っている自分の行動に目を向けてみてください。
その無心からくる行動こそがあなたに必要なルーティーン行動の一つであって、当てつけたルーティーン行動はマイナスである可能性が高いですよ!!

イチロー選手のあの打ち方もオリックス時代から完璧に同じでしょうか?
ネクストバッターズサークルからバッターボックスに歩いていく行動も今でこそ同じようになっていますが、最初はバックスクリーンの旗を見ている事もなくピッチャーを見たりしています。
ただこれも球場の違いや観客の違い、天気の違いなどいろいろな状況があります。

恐らくたどり着いた先は可変的な相手や場所、環境との戦いではなく自分が毎回同じ行動をするという究極の域に達した結果だと思います。

ですので、求めている結果からの逆算ではなく自分の行動パターンをいくつも分析しその中で必要な行動、上手くいく可能性の高い行動を抽出するようにしてください。

きっと無駄な行動がいくつも見えてくると思います。

善しとされている行動をもう一度考え直してみてはどうでしょうか、もしかすればそれがマイナスのルーティーンになっているかもしれません。


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