プレイヤー(選手)と指導者(コーチ)の望ましい関係



リーダー
日々指導にあたっているコーチの方々は選手とどう関わっていけばいいのか試行錯誤の毎日だと思います。
ここでは正解を書いている訳ではなく望ましいとされている事を書いている訳なので賛否両論あると思いますのでお許しください。

望ましいプレイヤー像とは何でしょう?
また望ましい指導者像とは何でしょう?

まずは一般に「good player」と称される選手の資質について考えてみたいと思います。
以下のようなことが挙げられています。
・競技能力が高く、技術に優れ、勝負強い
・どんな状況でも平常心で実力を発揮できる
・視野が広く、状況判断が的確で速い
・自らの意志と判断で行動する自主性・主体性に満ちている
・向上心を秘め挑戦しつづける気持ちを備えている
・何事にも積極的で前向きな姿勢にあふれる
・常にフェアプレーに徹している
・思いやりがあり、相手を尊重する気持ちに富む
・協調性を持ち、責任感が強い
・個性的で表現力が豊か
・コミュニケーション能力が高い

上記のこうした能力を持つプレイヤーを育てることこそ「指導者の役割」だと言われています。

こんなプレイヤーであれば社会に出ても活躍間違いなしと言える資質を持っていると思います。
このようなプレイヤーを育てるためには「自ら考え工夫する環境」を指導者は与えていかなければなりません。

そのためにはまず指導者は何をすればよいのか??

それは「教えすぎない」ということです。

指導者はプレイヤーを決して自分の限度にものを考えないようにしなければなりません。プレイヤーが指導者以上のポテンシャルを秘めているケースの場合はその可能性を奪っている可能性もあるからです。

指導にあたってまずはその競技における「万人の共通する基本」が明確な共通認識として必要です。
そうすることで指導者はプレイヤーの判断に任せれば良いだけでプレイヤーは最低限のことだけ守れば後は思いっきり思い通りにプレーすれば良いだけになります。

指導者に指示されたままの受動的な行動ではなく自分でどう行動するべきなのか「自ら考える自主性、積極的な行動」が出来るようになります。
その過程がプレイヤーの自立につながっていきます。

指導者はどう接するのかお悩みの方は、まずプレイヤー自身に判断を委ね、その判断が大きく間違っていなければ行わせるようにし、修正が必要な場合は一旦聞き入れてあげてください。
そして「こっちの方がいいんではないか?」という風にプレイヤーそのものに選択権を与える形で軌道修正させることが出来れば、その決定も選手自身のものになっていくので選手の自立に向けたサポートへ大きく変わっていくでしょう。

プレーヤーあっての指導者であることを私たちは念頭に置いて忘れてはならないことを今一度思いなおしましょう。

参考文献:公認コーチスポーツ指導者養成テキスト 共通Ⅲ


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