体操競技のDスコアとEスコアのバランス関係








Dスコアの円とEスコアの円を完璧に合わせることが大切

体操の点数はこの2つの円の重なるところが決定点になっているという考え方が出来ます。

Dスコアの円の大きさや重さは選手によって違いEスコアの円の大きさは10点満点で同じだが、重ねる際の高さの違い(その人の体線の違いなど出やすさ)はあると考えてください(要は円柱のイメージです)

Eスコアの高い、NHK杯でセイコーエクセレント賞を受賞した田中佑典選手(KONAMI)はDスコアの円をEスコアの円と重ねるのが上手くその範囲が大きく、どちらかと言えばDスコアの円は小さめではあります(十分Dスコアもありますが、、)

このDスコアの円が小さければ小さいほど軽く、Eスコアと重ねるのが容易になると言え、逆に大きければ大きいほど重たくて重ねるのが難しいそんなイメージです。

バランスの取り方、これが内村選手と白井選手の違いである

最近ニュースで「Dスコアの白井選手、Eスコアの内村選手」みたいな表現がありますが、ちょっと違います。

白井選手も高いDスコアながらしっかりとEスコアを取れています。

この間の全日本とNHK杯のEスコア順位です

男子結果(全日本/NHK杯)Eスコア合計

田中佑典(53.200/52.000)105.200
内村航平(51.650/51.950)103.600
杉本 海誉斗(51.200/51.150)102.350
谷川航(51.650/50.500)102.150
武田一志(51.850/50.000)101.850
白井健三(50.700/51.050)101.750
岡村康宏(50.750/50.950)101.700
野々村笙吾(50.800/50.750)101.550
神本雄也(50.850/50.100)100.950
前野風哉(49.850/50.700)100.550

ヒカル・こころのブログより引用

群を抜いて田中佑典選手が高いです、2日間で上位の各選手と2〜4点高いEスコアというのは改めてすごい。
Dスコアを1点高めようと思ったら単純計算で2つのA難度を2つのF難度に変えることになります。
ただ2つのF難度をやった場合、さらにEスコアが取れなくなるという難しさ。

ルール改正により、DよりEの体操になる?

「体操は難しい技をどれだけ簡単に見せられるかの競技」
「Eスコア重視の美しい体操を求める競技」

ただ今回のルールは果たして演技している選手が納得いくほどのEスコアの差が付いているのか?
おそらく厳密にはルール上減点項目がもっと増えていかない限り大きく差をつけるのは難しいかもしれません。

聞いていないのでわかりませんが、内村選手はきっと0.01を争うような「魅せ方の違い、技のさばき、構成上の流れ、体線、観客を巻き込む演技」などで競う10点満点ルールがいいと思っているのでは?と感じます。

4年後の東京まではDスコアとEスコアどっちが必要か?

どっちもです。日本の体操は外国に比べ、つり輪を除きEスコアの評価は高い位置にいます。
その評価を維持できるだけの高いDスコア演技をやっていくことになるので、結局のところどちらも必要であるという答えになってしまいます。。
ただ、やはりEスコアが取れていない選手はまず小さめのDスコアの円でしっかりEスコアの円に重ねることができるのか?ここは大切になってくるところですね。

決定点だけでなくこれからの大会でのD・Eスコアにもぜひ注目してください。


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