得意な子ほど注意!!跳び箱の隠れた危険



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跳び箱の怪我について

動画はこちらから→中2男子、跳び箱から落ち首骨折

1913年(大正2年)に制定された学校体育教授要目によって全国の学校に跳び箱が設置されるようになりました。
踏み切り板には、弾性の少ない固定式踏み切り板が一般的に用いられてきましたが、現在ではロイター板を用いる場合が多いです。

今回の神奈川・横浜市の男子中学生が、体育の授業で跳び箱から落ち、首の骨を折る重傷を負った件については調査中でまだわからないですが、可能性としては開脚跳びで足が上がり過ぎて前のめりになったのでは?と推測します。

子供たちを指導していても同じ場面に直面します。開脚跳びは切り返し運動なので上手くいかないと中途半端な回転運動になり頭から落下します。

やはり適切な補助と練習段階を踏まなければ怪我の発生確率は高くなるでしょう。

日本スポーツ振興センター(JSC)の調査によれば、2015年度には跳び箱による事故は小学校だけで1万4887件起きています。そのうち骨折や靭帯損傷を伴う大きな事故は6117件で、事故全体の41.1%にも及ぶらしいです。

多い怪我は手足首の靭帯損傷、橈骨・尺骨の骨折が大半で、手が出なかった場合は首の骨折などになるのでしょう。

ただ怪我が多いから「跳び箱運動をなくす」という動きにだけは教育委員会の方々は持っていかないようにお願いしたいです。



現在の日本教育は「危険なものは排除」の傾向が強く、安心安全が第一に考えられます。

当然、大切にすべきポイントですが否応無しに無くすという行動だけは取らず、原因究明ののち適切に対応してほしいと思います。

今回怪我をした中学生のご快復をお祈り致します。

跳び箱の練習ポイント動画はこちら>>

怪我こそチャンスだ、それは立ち止まって
自分を見つめなさいという神様の忠告だから


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