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山に登るがごとく人生の山に登る
山登りに大切な要素
よくスポーツと山登りとを例えて話はされますが、山登りにおいて重要な事は何だと思いますか?
ヤマガイド沖本浩一さんは山登りをする上で大切な事を冒頭ではこのようにおっしゃっています。
何よりも優先させるのは安全登山
登山と聞くとどうしても登るだけのイメージになってしまってました。
そう、何よりも優先させるのは安全なスポーツ。
スポーツを山登りに置き変えた時、選手は特に登る道だけしか考えていないのではないでしょうか。
その為の犠牲は厭わないみたいな大和魂。
確かに登る事を求めていくのですが、その為に腕一本無くなって良い訳ではないし、その登山が今後の日常生活に悪影響を与えるものはスポーツとは呼べないと思います。
下山までを含めた計画、いわゆるスポーツキャリアプランという考えを常に持っているのかというのも大切になってきます。
もし登山の最中、不運に見舞われ下山を余儀なくされた場合あなたは大丈夫ですか?
「いやいや大丈夫、そうなったらその時考えるよ!」
頼もしい発言ですが、そんな方が意外にも多い事に驚きです。
そのスポーツの準備だったり、練習だったり、情報収集だったりというのは全てをひっくるめてそのスポーツを安全に楽しみ、安全に謳歌するために最低限やらなければならない事ではないでしょうか。
次に沖本さんは山登りで大切な事をこのように言っています。
誰から登山を教えてもらうのか
登山全盛期は登山をする方は山岳会というものに入るのが当たり前だったらしく、そこは登山のノウハウをベテランさんがしっかり教えてくれるものらしいです。
最近は時代の流れから、厳しさを避け人間関係を避けという状況で減少傾向にあるみたいです。
スポーツで言えば誰に教えてもらうのかという事はとっても重要なのは言うまでもありませんが、どこか日を重ねるごとに選手は勘違いしてしまいがちです。
私もよく勘違いしていました、実は先生にうま〜くコーチングされていただけなのにww
おかげ様でいまだに体操に携わらせて頂いています。
またまた、コーチに関しても自分の選手経験から全てをコーチングしてしまいがちです。
最初はどうしても経験値が
選手>指導者(コーチ)
だからだと思います。
コーチも同様に最初はコーチング初心者という認識を持たなければいけませんね。
時には下の世代からも学ばなければいけません。
沖本さんの言う「誰から教えてもらうのか」という点は、私なりに変換するとすれば常に学ぶ姿勢で吸収していかないといけないよという事かなと。
最後は私の山話で良くする事をつらつらと。
初めは小さな山しか見えないもの
スポーツで上を目指していく時に1つの山を登り続けるイメージを持っていないでしょうか。
しかもその頂上がオリンピック!みたいに。
それじゃあ、いつまで経っても求めている所にはいけないよと言われています。
実はオリンピック山というのは、いくつものコーチが作るたくさんの山々を越えた先に見えるかもしれない山。
教え子が見える山というのは目の前の小さな、ほんの小さな課題山。
その課題山を登頂した時に初めて
「あっ、この課題山の向こうにはもっと大きな山があるんだ」と気付きます。
そうして次の山に登るモチベーションを維持したまま安全に下山したのちに準備を重ねて次の山に挑戦する。この繰り返しの先にもしかしたら見えるかもしれない山がオリンピック山かなと。
別にオリンピック山じゃなくて違う大きなビジネス山が見えて挑戦するかもしれないし、この山を開拓しよう!となるかもしれない。
だからコーチというのは色んな山がある事に気付かせる事、色んな山が見える景色へ導く事なんじゃないかと思います。
カッコいい事言ってますが、言うは易し、行うは難し。
だからコーチ山に挑戦するのは面白いんです!
色んな山に色んな人と登りたいですね。
その山頂から見える景色は
登った人にしか見えない
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