子供の習い事の長続きの秘訣はRPG



目次

子供はゲームが大好き

保護者の方にとって子供とゲームとの関わりは非常に頭を悩ますものだと思います。

よくある親子の会話です。

何してるの?

別に

またゲーム?ゲームばかりしていないで勉強しなさい!

、、、、、、

子供のゲームへの熱中というのはゲームが悪い訳でもなくゲームそのものに持続性の高い要素がたくさんあるということです。
ゲームの要素を少しでも習い事に近づければ、その習い事にハマって続けてくれると思います。
ゲームの要素をいくつか噛み砕いて考えてみました。
この要素を少しでも習い事に見出すことができればきっとやめないものになると思います。

ゲームと習い事の違い

スキマ時間の活用の差

近年、ゲーム(携帯ゲーム)は時間と場所に制限されなくなりました。
よって子供は「ヒマ」を見つけてはゲームの時間に当てるものです。
大人とは違い、読書や勉強にスキマ時間を当てる大切さは理解できないので、
「いつでもできる遊び」=「ゲーム」となるのは当然のことです。

では習い事をスキマ時間に当てるにはどうしたらいいのでしょうか?
思い切ってその習い事に合わせたゲームはいかがでしょうか??

少年野球なら野球ゲーム、少年サッカーはサッカーゲーム、英会話なら英単語ゲームなど
もし、ないのであればそのスポーツや習い事のプロフェッショナルをYouTubeなりで視聴するのも良い勉強になります。また、その子の練習動画を自己分析するのでも構わないと思います。

スキマ時間で習い事に関するゲームや動画を見せて、その習い事に結びつけられるスキマ時間活用術を教えてあげれば喜んで取り組むと思います。
子供が継続できる環境を整えてあげることが重要です。

 

レベル上げの違い

「ゲームのレベル上げみたいにスポーツのレベル上げができたらいいのに」

そんな願望は一度は持ったことだろうと思います。
スポーツ選手の多くはRPGや育成ゲームが大好きです。多分。
地道にコツコツと時間をかけて行えば、それに伴って成長していくことに達成感を覚え、来る日も来る日もレベル上げを繰り返します。

習い事においても日々練習をすれば経験値が溜まりレベルアップしていくものです。
子供の頃は私自身そう考えていました。

経験値を貯めれば(練習を積めば)新しいもの(新しくできるようになる事)が手に入る。
ゲームと似た感覚です。
ただ一つ、経験値やお金が確実にたまるゲームのレベル上げとは違い、現実のレベル上げのための練習では、ごっそり経験値を減らされることもありますし、怪我をすれば特定のステージでしかレベル上げも出来なくなります。もちろんごっそり経験値をためられる合宿などもありますが。

 

攻略の難易度の差

ゲームの攻略ではまず、武器・防具を買うときはパーティ全員の武器を揃えてから防具を買います。
何故なら、武器を揃えることで相手をワンパン出来る可能性が生まれ戦闘が早く終わります。
よってダメージも受けないため防御が要らない、ダメージを受けないため、連戦が出来るので金も入る…

と、良いことだらけです。

そしてレベル上げはなるべく敵が強く、HP.MP回復が出来るところが近いところ、もしくは経験値が高い敵(ドラクエでいうメタル系)が出る可能性があるところを狙います。
前者の場合は自分が使える限りの1番強い技・魔法を必ず使う、回復ポイントがあるのでMPを気にしないですみますね。

一方、スポーツのレベル上げは逆です。
なるべく敵が弱いところ(基本)で回数をこなし、すぐに回復できる環境よりも、より過酷なところで練習します。また経験値が高い敵(応用)はすぐには出てこずザコキャラをたくさん倒して初めてそのボスキャラが見える時がある。そんなイメージです。

一番の違いは「スキルなどを手に入れた後に忘れることもある」というところでしょう。

何もかも覚えたことが呪文から出すようなことができれば、スポーツの世界に面白みはないでしょう。
スポーツはゲームと違い同じ敵はおらず、レベル上げは人によって経験値も変わってきて場合によってはマイナスに転じることもあります。
何よりゲームの物語は自分で作っていきます。
人によって物語の進むスピードも違えば方向も様々です。

 

ステージチェンジが明確である

ただ、似ているとすれば今流行っているオンラインゲームみたいな部分でしょうか。

クリアすれば新しいステージが出来ていき、そのステージをクリアすれば次が出てくる。
終わりは「自分でゲームをすることをやめる」それしかありません。

習い事の場合、次のステージをしっかりタイミングよく与えられているのかという点が継続していく上で重要でこのステージチェンジを間違えると、一気にモチベーションは低下します。

一つは、レベルの高いステージにいくのが早すぎて「敵わない」となった時です。
行ったり来たりと出来るゲームの世界とは違い、次のステージに進んだ後に後戻りすることは「ゲームオーバー」を意味したりする瞬間も多いです。

スポーツの指導者は次のステップに繋げる時に本当に迷います。
今このタイミングなのか?早いのか?
逆にステージチェンジが遅すぎてモチベーションが低下するケースもあります。
細かな成長に合わせていくつもステージを用意しておくことも大切です。

いかがでしたでしょうか?

ゲームより体操が面白かった私です。
体操には6種目(ゆか・あん馬・つり輪・跳馬・平行棒・鉄棒)があって、各種目にはいくつもの技があります。そういった意味で次々にステージやスキルアップのチャンスがおとずれます。
参考になったかどうかは分かりませんが、一人でも多くの子供たちが習い事を継続できるようになってほしいと思います。

 

「自分のできることをとことんやってきたという意識があるかないか。それを実践してきた自分がいること、継続できたこと、そこに誇りを持つべき」

イチロー


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